ガイダンス 開催を決定した理由はどのような点でしょうか。
本学では、各学部にキャリア主任（教員）を配置し、学部の特性をふまえた、学生一人ひとりに適したキャリア支援を実施しています。1・2年次生の段階から自身の進路観・職業観を明確にするための意識付けを行い、3・4年次生には進路・就職活動状況と連動した適切なタイミングでガイダンスやセミナー、説明会等を実施しています。また、学生一人ひとりの進路希望や決定状況の把握にも力を入れ、進路選択に悩みを抱える学生への早期支援に努めています。
特に障がいのある学生には、障がい者雇用制度の現状や障がいや病気を含めた多様な背景のある人々にユニバーサルな働き方を実現しようとしている企業等の情報提供が必要です。そこで、イフ様の協力のもと、「障がいのある学生に向けた就職活動の進め方」に関するキャリアガイダンスを実施しています。
大学としての支援体制の強化に向けどのように役立っていますか。
キャリアガイダンスでは、障がい者の雇用制度や雇用状況、一般採用と障がい者採用の違い、就職活動の流れ、さらには応募や選考の前に準備すること等を体系的に説明していただいています。
障がいのある学生にとっては、「周囲に必要な合理的配慮の内容を説明する」、「自分自身の障がい特性を適切な相手に伝える」等のように、自身の障がいについて説明できることが重要になります。イフ様のキャリアガイダンスは当事者の視点に立った実践的な内容となっているため、そのような場面に直面した学生にとって理解しやすく、就職だけではなく進路全体を考える貴重な機会になっています。
また、キャリアガイダンス終了後も個別の悩み等を気軽に相談できるため、学生が安心して進路選択に向き合う環境づくりにも役立っています。
弊社へのメッセージ
障がいのある学生が納得のいく進路を選択するためには、専門性に基づいた、個々の障がいや状況を踏まえた支援が必要であり、キャリアガイダンスはそのための重要なプログラムの一つとなっています。今後もイフ様の協力を得ながら、さらなる支援の充実に取り組んでいきたいと考えています。
次年度開催時期：計画中