キャリアガイダンスレポート
|中央大学 キャリアセンターキャリア支援課
●数多くのガイダンス開催など学生に「気づき」の機会を提供する
本学のキャリア支援の大きな特徴は、就職をゴールにして1年次からキャリアや就職に関するガイダンスを数多く導入し、早い時期から学生に考えるきっかけを提供している点です。とくに就職活動が始まる3年生に対しては、5月から2月までに大きなガイダンスを5回ほど開催しています。こうしたガイダンスには全学生の約9割が参加するなど、学生のキャリア形成や就職に関する意識が高くなっていることがわかります。
本学の就職率は約98%を誇っていますが、就職率よりも重きを置いているのが学生の満足度を上げることです。例えば、志望する業界や職業が定まっていない学生には様々な業界を知る機会を設けたり、ある程度業界が絞り込めている学生には、その業界研究や試験対策のためのガイダンスを開催するなど、学生の悩みを解決できるプログラムを組むことで満足度の向上を図っています。
●キャリアガイダンスによって 学生は就職を取り巻く状況を理解
学生一人ひとりのニーズを把握したうえで、きめ細やかに対応する姿勢は、障がい学生に対しても同じです。将来の自分のキャリアを考える、あるいは就職を考えるための「気づき」となる機会の提供を行っています。とはいっても障がい学生を取り巻く就職活動については、キャリアセンターだけでは情報力やノウハウに限りがあります。
そこで障がい者の就職活動を長年にわたって支援してきたサーナワークス研究所の「キャリアガイダンス」を活用させていただいています。企業の障がい者採用動向はもちろん、面談で配慮すべきことなど、就職活動で何がポイントになるかをわかりやすく説明してくれるので助かります。「キャリアガイダンス」で障がい者を取り巻く就職状況が理解できた後は、学生の希望や障がい内容などに合わせながら本学のキャリアカウンセラーがサポートしています。今後も「キャリアガイダンス」を有効的に活用しながら障がい学生のキャリア形成や就職支援においても、さらなる満足度向上をめざしていくつもりです。