キャリアガイダンスレポート
|早稲田大学 キャリアセンター
●新たな支援策としてキャリアガイダンスを導入
就職活動に対して自ら積極的に活動をする学生が多いのが本学の大きな特徴です。障がい学生においても、その傾向に変わりはなくチャレンジ精神を発揮しながら積極的に就職活動に臨んでいます。しかし、障がいに対する知識や企業の受け入れ態勢など不安な部分もあるので、キャリアセンターとしては学内の障がい学生支援室や保健センターと連携しながら、障がい学生の就職支援に取り組んできました。
例えば、就職活動のポイントを解説したガイドブックの発行や、個々の悩みについて個別相談を行うなどの支援をしてきました。こうした活動をさらに充実させるために利用したのが、サーナワークス研究所のキャリアガイダンスでした。
●キャリアガイダンスを動画コンテンツとして配信
キャリアガイダンスは本来、講義形式で行われるセミナーですが、学生に向けて常時配信できるように、本学の授業支援ポータル「Course N%40vi」のコンテンツとして利用させていただきました。「Course N%40vi」はオンデマンド授業の受講をはじめ、大学からの各種情報を確認したり、教員や学生の交流ができるツールです。キャリアセンターの独自コンテンツとして就職ガイダンスなどの動画も配信しています。
今回キャリアガイダンスを動画で常時配信することにしたのは、学生が授業や研究を優先させたうえで、好きな時に見られるなどのメリットがあり、より効果的な支援が可能になると考えたからです。
サーナワークス研究所には、この動画制作にご協力いただきました。約30分のガイダンスとして構成していただき、障がい学生の就職活動におけるポイントがわかりやすく説明されています。さらにテロップを入れ、アクセシビリティに優れた動画コンテンツができたと満足しています。こちらの要望に柔軟に対応していただいたことに心から感謝しています。
このコンテンツによって、本学の障がい学生の就職支援が一層前進したと感じています。今後も、今回の経験を活かしながら、障がい学生の就職支援あるいはキャリアデザインの形成についても積極的に取り組んでいきたいと考えています。